川崎市麻生区岡上に、人もワンちゃんも自然と集まるオープンカフェがあります。店名はSunmelt Coffee(サンメルトコーヒー)。丸いフォルムのキッチントレーラーと、外はカリッ、中はとろーりと仕上げたチーズメルトサンドが魅力のお店です。
今回は、優しい雰囲気のご夫婦が営むSunmelt Coffeeを訪れ、こだわりのメニューと世代を超えて親しまれる理由を伺いました。

川崎市唯一の飛び地・岡上にあるカフェ

小田急線「鶴川駅」南口から徒歩約2分。駅を出て鶴見川を渡り、閑静な住宅街を進むと、開放的な客席が広がるSunmelt Coffeeに到着します。
鶴川駅は東京都町田市にありますが、お店の所在地は川崎市麻生区岡上。岡上は町田市と横浜市に囲まれ、麻生区のほかの地域とは地続きになっていない、川崎市唯一の飛び地です。
都心に近い一方で、周辺には鶴見川や農地、里山の風景が残っています。川崎市が公開している「あさおウォーキングマップ」を手に、自然を楽しみながら散策するのもおすすめです。新百合ヶ丘や柿生方面から、ウォーキングやジョギング、サイクリングを楽しみながら訪れる方もいるそうです。
専用駐車場はありませんが、近隣には有料駐車場があり、遠方から車で訪れる方も多いそうです。自転車は敷地内に駐輪できます。
ご夫婦の手作りから生まれた憩いの場
お店の目印は、淡いオレンジ色をした丸いフォルムのキッチントレーラーです。その周りに広がるウッドデッキやテーブル、客席の設備は、ご主人がすべて手作りされたそうです。

ご主人は早期退職を機に、以前から思い描いていた「いつか自分のお店を開きたい」という夢を実現しました。目指したのは、年齢を問わず誰もが気軽に集える憩いの場。開店準備を進めている頃から地域の方に声をかけられ、少しずつ人とのつながりが生まれていたそうです。
店名は、太陽を意味するSunと、心を癒やすという意味を込めたmeltを組み合わせたもの。陽だまりのような穏やかさを感じられる、温かな店名です。
ご主人が一杯ずつハンドドリップでいれるコーヒーを目当てに訪れる常連さんも多いそうです。コーヒーを彩るのは、一つひとつ手描きされた有田吉田焼のカップ。絵柄の違いも楽しめます。

キッチントレーラーの注文カウンターの一角では、奥様が手作りしたアクセサリーも販売されています。天然石を取り入れたものなど、さまざまなデザインが並び、注文を待つ間につい眺めたくなります。

また、敷地内には手洗い場があり、食べ終えた食器はセルフで返却するスタイルです。来店時に利用できるポイントカードも用意されています。ご夫婦のこだわりと温かさが詰まった空間で、ゆったりと過ごせます。
外はカリッ、中はとろーり!豊富なチーズメルトサンド

フードとドリンクのメニューは、キッチントレーラーの横と注文カウンター付近に掲示されています。各テーブルにもドリンクメニューが置かれているため、席でゆっくり選ぶこともできます。
食事系からスイーツ系まで種類豊富なチーズメルトサンドに、季節限定メニューも加わります。ドリンクの選択肢も多く、メニューを前に「あれも食べたい、これも飲みたい」と迷ってしまいました。

チーズメルトサンドは、パンの外側に欧州産のハードチーズ「グラナ・パダーノ」を使用。香ばしくカリッと焼き上げられています。中には4種類のミックスチーズがたっぷり入り、熱々の状態ではとろーり。チーズ好きにはたまらない「ましまし」で、さらにチーズを増量することもできます。
豊富なメニューの中でも、初めて訪れる方におすすめなのが、開店当初から親しまれている無えんせきハムのメルトサンドです。沖縄産のボローニャソーセージを使ったメニューも人気があります。
涼しくなる季節には、明太子メルトサンドが登場。さらに、新百合ヶ丘の「エチエンヌ」のタルトやスコーン、岡上地区の「農園&カフェ オーガニクス」の米粉ドーナツなど、近隣のお店のお菓子も並びます。
今回は、グランドメニューに仲間入りしたプルドポークメルトサンドと、おすすめのレモンラッシーを注文しました。

プルドポークは、お肉がほろほろと柔らかく、甘辛いソースととろけるチーズがよく合います。パンの外側のカリッとした食感との違いも楽しく、ボリュームがあり満足感の高い一品です。

レモンラッシーには、国産のドライレモンが添えられています。ほんのりとした酸味が、食べ応えのあるプルドポークメルトサンドと相性抜群。ドライレモンをひと口味わってから飲むと、レモンの風味がさらに広がります。一杯で二通りの味わいを楽しめるラッシーでした。
世代を超えて人もワンちゃんも集まる場所

Sunmelt Coffeeには、子ども連れの家族やご年配の方、一人で訪れる男性など、幅広い世代のお客さんが訪れます。これまでに来店した方の年齢は、なんと0歳から93歳まで。ワンちゃんも同伴可能で、中には「ワンちゃんに連れてこられました」と話すお客さんがいるそうです。
お店では、ドッグマッサージやバイオリン、ウクレレの演奏会など、人がつながる催しが開かれることもあります。毎週火曜日はオープン前にラジオ体操がおこなわれています。定期的に開かれる夜カフェでは、お酒も楽しめるなどカフェの枠を超えて、人と人とのつながりが自然に生まれる場所です。
全メニューがテイクアウトできるため、帰りにバジルシーフードメルトサンドとアイスオレンジコーヒーを注文しました。袋を開ける前からバジルのよい香りが漂い、お腹がいっぱいでも早く食べたくなります。

サンドがしんなりした場合は、トースターで約2分温めるとカリッとした食感が戻るそうです。持ち帰ったサンドは、たっぷりのシーフードとバジルの香り、とろーりとしたチーズがおいしかったようで、子どもがぺろりと食べてしまいました。

オレンジのスライスが入ったアイスオレンジコーヒーは、柑橘の風味が爽やかな、すっきりとした味わいでした。
温かなご夫婦がつくる居心地のよい空間と、何度訪れても楽しめそうな豊富なメニューが魅力です。次は何を選ぼうかと早くも迷いながら、いつか全メニューを制覇したいと思いました。
Sunmelt Coffee(サンメルトコーヒー)
住所:神奈川県川崎市麻生区岡上328-3
アクセス:小田急小田原線「鶴川駅」から徒歩約2分
TEL:044-400-2322
営業時間:10:00-17:30
定休日:月曜日
※月曜日が祝日の場合は営業し、翌火曜日がお休み
駐車場:なし

















